この記事を読むと分かること↓
【クジャクのダンス誰が見た】のネタバレ!
登場人物
犯人が特定できる?
元警察官の山下春生が被害者となった放火殺人が起きます。
山下春生の娘、山下小麦は、父親からの奇妙な手紙と現金300万円を受け取るのです。
放火殺人から始まる衝撃の物語。
被害者の娘である小麦はどうするのでしょうか?
こちらの作品が気になっている方には
・話の展開はどうなるの?
・登場人物を知りたい!
も気になるところですよね。
そこで今回は【クジャクのダンス誰が見た】のネタバレや登場人物、犯人は誰か?といったことをご紹介します。
【クジャクのダンス、誰が見た?】あらすじと登場人物
作家名 | 浅見理都 |
ジャンル | 女性マンガ・ミテリー・サスペンス |
出版社 | 講談社 |
雑誌 | kiss |
あらすじ
クリスマスイヴに放火殺人事件が起こります。
被害者は元警察官の山下春生。
容疑者は遠藤友哉。
友哉は、山下春生が逮捕した東賀山市での一家六人の犯人、遠藤力郎の息子だったのです。
山下春生の娘、山下小麦は行きつけのラーメン店で父親からの茶封筒を受け取ります。
中身は手紙と現金300万円。
手紙には、自分の身に何かあったら、リストに挙げている人物は犯人ではないので弁護士の松風義輝に依頼し冤罪を晴らすようにとあります。
娘である小麦は、父親の意思を継ぎ、弁護士の松風に会いに行くことを決意しました。
登場人物一覧
山下小麦…主人公。
松風義輝…山下春生が指定した弁護人。
〇山下春生…放火殺人の被害者であり小麦の父。
遠藤力郎…山下春生に逮捕された「東賀山事件」の犯人。
遠藤友哉…遠藤力郎の息子。山下春生の放火殺人の容疑者。
染田進…春生と小麦の行きつけのラーメン店店主。
神井孝…雑誌週刊時代の記者。
赤沢…山下春生とともに「東賀山事件」の犯人検挙をした警察官。
【クジャクのダンス、誰が見た?】最新話までのネタバレ
以下ネタバレが含まれます。
ご注意ください!
ネタバレ1巻:クジャクのダンス誰が見たの意味とは?
小麦は、手紙で弁護人として指示された松風義輝に会いに行きます。
しかし松風は自分の父が被害者となった殺人事件の容疑者の冤罪に力を貸してほしいという小麦を怪しんで、追い返すのです。
帰り道、小麦は、子供のころ身に覚えのないイタズラの犯人とされたことを思い出します。
友達には疑われ、父だけは小麦を信じました。
父は、落ち込む小麦に「ジャングルの中で踊るクジャクのダンス誰が見た?」という話をします。
犯人は逃げおおせたと一時は思うが、結局は過ちをした自分からは逃げられず、それを正す機会を失っただけだといっていたのでした。
小麦は奇妙な父からの手紙を川に捨てようとしました。
そこに弁護士の松風が現れ、小麦の手を止めます。
小麦は
ジャングルの中でクジャクが踊っていても、誰も見ていなければ存在していないのと同じ。
父は隠された事実を正す機会を失い苦しんでいたのでは?
というのでした。
小麦は父の苦しみをわかってあげられず、失ってしまった自分にはもう残されたのは手紙しかないのだと訴えました。
松風はクジャクは踊っていたのか、ジャングルまで付き合うといい、依頼を受けると答えたのでした。
ネタバレ2巻:東賀山事件が及ぼした影響
山下春生の手紙の反応
小麦が山下春生の手紙を信頼している警察官の赤沢に見せます。
すると
- 手紙の筆跡は似ているが、本人かはわからない。
- 遠藤友哉が犯人に違いない、手紙も偽装工作ではないか。
- 根拠に、喫茶店で、山下春生と遠藤友哉がもめていた。
と反応があります。
手紙は赤沢が持って行ってしまいます。
赤沢が、小麦から預かった手紙を阿南検事に見せると、阿南検事はどこかに電話をかけて手紙が見つかったと報告するのでした。
警察にとって山下春生の手紙は何らかの証拠と捉えられるようですね。
遠藤友哉の過去が明らかに!
面会に訪れた松風に、遠藤友哉が、一冊のノートを渡します。
ノートには、賭け事と酒に溺れた父親、そんな父親を見捨て幼い子供を置き去りにした母親という友哉の生い立ちが書かれていました。
また東賀山事件で遠藤力郎が犯人となったいきさつも書かれています。
東賀山事件とは?
二十年以上前に、裕福な林川家を襲った東賀山市での殺人事件。
被害に遭った林川家の六人は、手足を拘束され螺旋階段の手すりに吊るされるという、むごい状況で発見された。
犯人は遠藤力郎。
当時警察官だった山下春生が逮捕した。
事件の第一発見者は、早川家で植木職人として雇われた遠藤力郎でした。
マスコミに、遠藤力郎が雇われた邸宅で盗みを働いていたことがリークされます。
素行の悪さと、事件関係者のみが知り得た情報を知っていた遠藤力郎は容疑をかけられたのでした。
クリスマスイヴに遠藤力郎は逮捕されます。
そして幼い友哉にも、警察が執拗に尋問をするのです。
父親は息子の状況に耐えられず自白してしまうのでした。
友哉は、犯罪者の息子、共犯では?と世間から冷たい目で見られ、虐めを受けます。
大人になり、仕事を持っても上手くいかず、上司の家に火をつけてしまうのです。
捕まった友哉に、警察は、やっていない別の放火の罪も認めろと詰め寄ります。
一つの罪があればほかのことでも疑われると悟った友哉は、父親もこうやって小さな疑いから殺人事件の犯人にまで仕立てられたのではないかと考えます。
そして、改めて父親の事件を調べることにしたのです。
ネタバレ3巻:証拠は造られていく!
手紙はどうやって書かれたのか?
松風は、染田に事件のことを聞き出すためラーメン店を訪れます。
事件当日、小麦は父と共に来店していたが、映画のために小麦が先に席を立ちました。
するとおもむろに山下春生は手紙を書き始めます。
書き終わった手紙を茶封筒に入れ、染田に次に小麦が店に来た時に渡してほしいと預けたのでした。
松風は、染田はラーメン屋開業の前から、山下春生と知り合いではないかと思います。
そこで山下春生が東賀山事件の関係者だと知っているかと染田に尋ねると、察していたと答えます。
偽造されていく手紙
ラーメン店で親密そうな染田と松風を新米警察官の秋貞は見ていました。
署内では、手紙が遠藤友哉の隠ぺい工作の一つではと疑惑が生まれます。
染田を使って遠藤に自供させる作戦が立てられます。
染田の家に警察が来ます。
染田は、再びの事情聴取に動揺し、慌ててどこかに電話をかけ意気消沈しました。
赤沢に山下に世話になったことを仄めかされると、染田は手紙の偽造工作を供述し始めるのでした。
松風に話したときは、山下春生が書いたといった手紙。
染田が偽造したのは本当でしょうか?
染田が電話を掛けていた相手は誰?
山下春生と遠藤友哉は何を話していたのか?
松風は、新井から受け取ったデータを渡し、遠藤友哉に選任弁護士として認めてもらえました。
しかし同時に実はデータが音声ではなく、録画されたものだと伝えられたのでした。
松風は、慌てて神井記者の元を尋ね、データをすべて開示するように迫ります。
データの続きには、遠藤力郎を冤罪で東賀山事件の犯人ではないと疑っていると山下が告白をし、友哉に何度も謝罪をします。
遠藤友哉が今すぐに会見を開けと怒鳴ると、確証が得られないという山下がいうだけでした。
そして、新井は続けて山下は真犯人に辿り着いていたのではという持論を展開するのでした。
手紙、録画データ、証拠として扱われるときに誰かの意図が加わるなんてゾッとしますね。
ネタバレ4巻:ラーメン店主染田の過去
手紙を偽造したと嘘の供述をしたことに後悔する染田。
供述の撤回をしたいという染田は、小麦が松風とともに迎えに行くと忽然と姿を消します。
そして河川敷で意識不明の状態で発見されます。
染田の若い頃の回想が始まります。
生まれたばかりの息子のため父から継いだ畳店を大きくしようとする染田。
しかしバブル崩壊を迎えると、畳屋の得意先の工務店が倒産し、あっさりと染田の店も終わってしまうのでした。
妻からも離婚を告げられ、家庭も仕事も、全てを失い、命を投げようとします。
立ち寄った飲み屋で、偶然出会った若者に打ち明けると、違法薬物を渡され、使えばいいといわれるのでした。
薬物に嵌ってしまった染田は、金を工面するために器用な手先を生かし、偽物のブランド品や偽造サインを書きます。
染田の犯罪行為は露見し、逮捕され取り調べをしたのが、山下春生だったのです。
出所後、山下春生の言葉で一念発起し昔の夢だったラーメン店を開業させます。
屋台を開店すると、山下が客として現れ、いい顔だと褒められて染田は報われます。
そんなある日、怪しげな男が店に現れ、山下が実はスパイ活動をしているのだといわれるのです。
男は1000万円の札束の下に、薬物を置いて店を去りました。
意識不明の染田は、そのまま何も語らずに息を引き取るのでした。
染田の死によって多くの事実が不明になってしまった気がしますね。
【クジャクのダンス、誰が見た?】最終回結末で犯人が特定?
たくさんの登場人物の思惑や過去との因縁、警察内部での情報操作が複雑に絡む【クジャクのダンス、誰が見た?】の犯人を特定することは簡単ではありません。
ポイント1:遠藤力郎は本当に冤罪か?
遠藤力郎が犯人となった経緯は、決定的な証拠に欠けたものです。
また決定的な理由として挙げられた本人の自白も、やむにやまれぬ事情がありました。
本人も、息子の遠藤友哉に自分は無実だといっていたことから、東賀山事件は遠藤力郎の犯行でないことは確かでしょう。
ポイント2:山下春生は東賀山事件の犯人を突き止めていたか?
自分の身に何か起こるかもしれないと弁護人を探していたことからも真犯人に見当がついていたと思われます。
冤罪者リストは、東賀山事件の犯人ではない人物のリストと一致しているのではないでしょうか?
山下春生の放火殺人の犯人と、東賀山事件の犯人は一致しているか、相当に関係が近い人物だと考えます。
ポイント3:染田を操った黒幕
東賀山事件と、山下春生の放火殺人事件の他にも、注目したいのが、染田が指示を受けていた謎の男です。
染田に山下がスパイではないかと警告していた謎の男は東賀山事件に山下春生が関わっていることを知っていたと思われます。
電話が謎の男からで、染田に手紙の偽造を証言させたとすれば、撤回に行こうとした染田が急にいなくなったことにも大いに関連しそうです。
結論:今のところ犯人に近いのは、染田を操った謎の男ではないでしょうか?
東賀山事件に関連する登場人物はまだたくさんいそうです。
今回ご紹介しなかった部分でも、登場人物が意味深な行動や発言をしています。
考察好きな方はぜひ、ご自身の目で作品で犯人捜しをしてみてください!
【クジャクのダンス、誰が見た?】最新話までのネタバレ!最終回結末で犯人が特定?まとめ
「【クジャクのダンス、誰が見た?】最新話までのネタバレ!最終回結末で犯人が特定?」
こちらをご紹介しました。
小麦は冤罪を晴らし、二つの事件を無事解決できるのでしょうか?
細部にわたって散りばめられた伏線がどのように回収し、結末を迎えるのでしょうか?
考察好きにはたまらない物語ですね。
ということで「【クジャクのダンス、誰が見た?】最新話までのネタバレ!最終回結末で犯人が特定?」
最後までご覧いただきありがとうございました。
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